北海道に遊びに来る友人からよく聞かれる質問。
「ねぇ、今の時期何着ていけばいい?」
そうですよね。本州とは明らかに気候が違う北海道。
では季節ごとに服装の目安をまとめてみたいと思います。
春(5月~6月)
長い冬が明け、人間も動植物も待ちに待った春。
日中の気温は10度を越え、夜間もマイナス気温の日が減ってきます。
ただし、それでもまだまだ寒い。雪の降らない関東~東海地方の太平洋側の冬くらいですね。
たまにフェーン現象が起きて6月に30度近くになることもあるので、気温変化が激しく体調管理が大変です。
本州の春の服装+ダウンジャケット+タイツがおすすめ。
ダウンジャケットは薄手のもので十分、ぎゅっと小さくできるので便利です。タイツもそれほど荷物になりません。風の強い観光地や夜の外出では重宝します。
たまに雪が降るので、足元はサンダル、ヒールはおすすめしません。ハイカットのスニーカーやトレッキングシューズがベストですね。
=おすすめ服装=
本州の春の服装+薄手のダウンジャケット+タイツ、防水性のある靴
夏(7月~8月)
本格的に夏らしくなるのは7月中旬くらいから、最高気温は25度~30度。
湿度が低いのでカラッとした暑さが気持ちいいくらいです。
日中はTシャツで過ごせます。本州の夏と同じ服装で。
ただし夜は20度以下まで下がるので、薄めの上着があるといいですね。
北海道は空気がきれいな分、日焼けがすごいので万全の日焼け対策をしてください。
=おすすめ服装=
夏の服装+薄手の上着(長袖)、日焼け対策
秋(9月~10月)
お盆を過ぎたころから早くも秋の気配がしてきますが、気温が下がり始めるのは9月の中旬以降です。
そのころから紅葉が始まり、秋の観光シーズンの始まりです。また、農作物も収穫期、鮭も獲れ始めて北海道は食欲の秋全開。
服装的には春と同じ感じで大丈夫です。
本州の秋の服装+ダウンジャケット+タイツでいいでしょう。
春と同じく気温差が大きいので体調管理に気を付けましょう。
余談ですが、虫が少なくなるので、温泉宿では露天風呂のベストシーズンとなります。長湯がとても気持ちいいですよ。
旅行で泊まるならぜひ露天風呂のある宿・ホテルへ。
=おすすめ服装=
秋の服装+薄手のダウンジャケット+タイツ
冬(11月~12月、3月~4月)
だいぶ気温が下がって、関東~東北の冬くらいの気温になります。
朝晩はマイナス気温、日中もプラスですが10度に満たない日が多くなります。
雪も普通に降るので、防風・防水性のあるジャケットがあるといいですね。靴も防水性のものを。
アウトドア好きの方は春秋の服装にプラスして透湿性のレインウェアをもっていけばOK。
首回りや頭も冷えるので忘れずに。
=おすすめ服装=
秋の服装+防風・防水ジャケット、防水性の靴、ニット帽・マフラー・手袋など。
厳冬期(1月~2月)
北海道にしかない気候です。
日中も当然マイナス。最低気温は場所によりマイナス20度近くになります。
飲み物は外では10分で凍り始め、濡らしたタオルは振り回せば1分足らずで板のように凍ります。
地元の子供たちは露天風呂で髪の毛を凍らせ、スーパーサイヤ人になります(笑)
上下に温かいインナー、通常の冬の服装に加えて厚手のダウンがあるといいでしょう。
足元が寒いとつらいので、ブーツが断然おすすめです。本州では蒸れて仕方がないソレルのブーツも、北海道でなら本領発揮です。
この時期の雪はさらさらなので、北海道の人は雪が降っても傘をさしません。傘を持つ手が寒くて耐えられません。
=おすすめ服装=
温かいインナー+冬の服装+厚手のダウンジャケット、ニット帽、マフラー、手袋、しっかりとしたブーツ
札幌などの都市部の街中でなければ、いっそのことスキー・ボードウェアを着るというのもアリ。とにかく防寒第一で。
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