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田舎暮らしの始め方~持ち家?賃貸?どっちがいいのか

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田舎暮らしをするなら移住先で不動産を買うのはギャンブルでしかない

こんにちは!

網走に移住して持ち家に住んでいます。

そんな私が「移住先で住むなら持ち家?賃貸?」

について書こうと思います。

結論:圧倒的に賃貸がおすすめ

はい、おしまい。

特に田舎暮らしをするために移住する人は一択といってもいいでしょう。

 

・・・なんでって?

では、理由を説明していきますね。

賃貸ならリスクが少ないし便利!

移住はほとんどの方が住み慣れない土地で暮らし始めます。

その土地との相性(気候、物価、土地柄など)は実際に住んでいく中でわかってきます。

ですから少なくとも最初の数年は賃貸で様子を見た方がいいでしょう。

では賃貸のメリットを。

理由1.維持管理が楽

例えば北海道は冬の除雪は重労働。

持ち家だと自分の敷地内は自分で除雪しなければいけません。

業者に頼むという方法もありますが、シーズン契約で数万円から。

しかも大雪になれば依頼が殺到。

大口顧客から除雪を進めるので一戸建ては後回しになることも多いです。

賃貸ならオーナーさんが除雪の手配はしてくれます。しかも家賃に込み。

また、ストーブやエアコン、ネット環境などを大家さんがそろえてくれることが多く、修理や交換もしてくれます。

地方なら家賃と管理費入れても10万円以下が多く、アパートから一軒家まで選べます。

ただし賃貸一軒家は庭の除草や雪かきは自分でする。

そんな条件もあるので契約時に確認しておくと良いでしょう。

理由2.合わなかったらお引越し

移住してみて、「どうも合わないなぁ」そう思った時。

気軽に引っ越せるのは大きな強み。

移住して自由気ままに暮らしたい。

そういう人は賃貸一択です。

理由3.暮らしやすい立地

賃貸物件は、いかに住みやすいかで常に争っています。

駅近、コンビニ、医療、買い物・・・

とにかく生活に便利な立地がほとんど。

山奥にポツンとマンションってあまりありません。

どうしても自然の中で暮らしたい、お隣さんがいない方がいいという方には合う物件が少ないかもしれません。

ですが、大きな公園の近くや海岸線、川沿いなどで物件を探してみる。

自然を感じながら便利な暮らしが手に入りやすくなります。

 

持ち家はリスク高!だが後の世代も住むのならアリかも

一方持ち家はどうでしょうか?

それは田舎の不動産所持のリスクを許容できるかがカギとなります。

一族あげて移住して、永久に住むというのであれば不動産購入もありですね。

北海道なら屯田兵。

土地をあげるから開拓してね、維持管理もよろしく。

そうやって北海道移住政策を進めたのです。

そこまでの覚悟があるでしょうか?

その前に家族がOKしますか?

ではリスクを順番に。

理由1.移住失敗したら負債が残る

土地を買いました。家を建てました。

ローンを組んでも土地柄が合わず完済前にやむなく移住取りやめ。

でも残りのローンは返し続けなければいけません。

退職金一括だから大丈夫?

いえいえ、あなたの資産が現金から不動産に変わっただけです。

現金で資産運用すれば利益が出ることもあります。

ですが田舎の不動産では後に書きますが利益はまず出ません。

それどころか以下の出費が持っている限り続くのです。

 

理由2.維持管理費が賃貸より高い

田舎の不動産は土地も家も安いことが多いです。

そういう意味では初期投資は都市部より少なく済むでしょう。

とはいっても新築なら最低一千万以上はします。

分譲マンションは立地条件が良いところが多いので購入金額はもっと高くなります。

そして家や土地の維持管理はすべて自分でしなければいけません。

家の修繕、庭の手入れなど、維持管理には意外とお金がかかります。

僕の住む北海道の冬の灯油代、一軒家だと月2万はかかります。

あと忘れてはいけないのが税金。

不動産にかかる固定資産税などは、賃貸ならかからない出費です。

火災・家財保険なども賃貸より高額になります。

理由3.リセールバリューが望めない

東京の一等地に移住するなら話は別です。

ですが移住先は地方がほとんど。

少子高齢化、人口減少が進む場所で地価が上がっている場所があるでしょうか?

先ほど言った通り、土地も家も安く買える。

と言うことは、売るときも安いということ。

しかも家は減価償却といって、古くなるにつれどんどん評価額は下がります。

それ以上に地価が上がればプラスですが、そんな場所は地方にはありません。

ほとんどが売れたとしてもマイナス。

でも売れればまだいい方。

売りたくても買い手がいなくて売れない。

田舎暮らしを夢見て街から離れた場所に持った不動産では当たり前なのです。

 

理由4.あなたにとっての終の棲家は親族にとって終ではない。

さて、売れなかった移住先の不動産。

あなたが亡くなったあとはどうしましょう?

誰かが相続することになります。

売れない土地、傷んだ住居。

引き継いだ人にはお荷物以外の何物でもありません。

少ないでしょうが固定資産税も相続されます。

悲しすぎる。

相続放棄の手続きをすれば相続しなくてもよくなります。

が、そのための手続きを家庭裁判所に行ってしなければならず。

結局相続人に迷惑をかけてしまいます。

 

もちろん何世代にもわたってその土地で暮らし、引き継ぎながら維持できるなら問題なし。

 

それでも我が家は山の中の持ち家

お前は田舎の持ち家なんか~い!

えぇ、突っ込んでください。

ちゃんと持ち家にするまでの手順と決断の根拠を紹介します。

1.永住するつもりで網走に移住した。

2.相場も購入先もわからないので最初は賃貸の一軒家。

3.一軒家の維持管理が自分ならできるということが賃貸一軒家で体感できた。

4.長く住むうちに知り合いが増え、土地を売りたい人に出会うことができた。

5.直接取引で町まで3分の利便性の高い山林を安く購入できた。(上下水道、電気、ネットなどインフラ完ぺきでリセールできそう)

6.家族の夢だったセルフビルドのマイホームに一歩近づいた。(夫婦の共通の夢)

7.購入資金の目途がついた。

こんな感じです。

私はこの不動産購入は投資資産と思わずに消費(浪費?)だと思っています。

満足感の高い毎日を過ごすための自己投資。

ようはぜいたく品なんですよね。

息子が大きくなったら相続の相談をして、放棄なら手続きは私がすることにしています。

 

だから、持ち家一軒家。

OK,自分も同じ考えだ!

という方は持ち家でも全然あり。

 

だとしても、とにかく移住と同時に持ち家、はあり得ないと思っています。

移住先の土地を知り、人を知る。

人とのつながりがよい不動産、住処との出会いになると思うからです。

ではでは。

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