PR

ポータブル電源と自作サブバッテリーシステム、どちらがいいのかをズバリ解説します。(入門編)

My Hobby(趣味日記)
スポンサーリンク

ポータブル電源 VS サブバッテリーシステム、両方使用中の私がメリットデメリット解説(入門編)

まずは結論。キャンプでも使える手軽さならポータブル電源、車中泊派でコスパと拡張性ならサブバッテリーシステム。

キャンプや家の中でも使いたい。使う場所まで持ち運んでいきたい。

そんな方はポータブル電源できまり。サブバッテリーは基本的に持ち運びできません。

多少金額はかかりますが、買ってすぐ使えるのがいいですね。






車中泊メインで使いたい、コストを抑えたい、将来的に使える電気の量を増やしたい。

そんな方はサブバッテリーシステムも考えてみてください。

ただし専門的な知識が必要だったり、リスク管理が重要だったりするのでサブバッテリーを組んでみようという方はこのブログを最後まで読むことをおすすめします。

 

ポータブル電源とサブバッテリーシステムの違い

写真で見てみましょう。

ポータブル電源

ポータブル電源はバッテリー、充電器、100V(家庭用電源)出力、ソーラー入力が一つのボックスにまとめられています。ボックスには取っ手がついているので持ち運びも簡単。

上の写真のような小型のもので3kgくらい。

サブバッテリーシステム

これがサブバッテリーシステム。

システムという通り、バッテリー、充電器、100V出力すべてがばらばらのパーツです。

それらを配線でつなぎます。

持ち運びはできません。

バッテリーは昔は車と同じ鉛バッテリーでしたが、最近はリチウムイオンバッテリーが主流です。

 

ポータブル電源のメリット

持ち運べる

ポータブルの名の通り持ち運べるのが最大のメリット。

キャンプ場や庭でのバーベキュー、非常時に使いたい部屋に持っていく。

使える電気の量によって大きさ、重さは変わりますが、すべての商品が運ぶことを前提に作られています。

使い方が簡単

メインスイッチを入れて、使いたい機器をつなぐ。

それだけで使える手軽さも魅力です。

スマホのモバイルバッテリーの大きい版をイメージしてもらっていいです。

安全

バッテリーが箱の中に内蔵されているので振動や外からの力にある程度耐えられます。

安全装置も充実しているので、異常な高温、電気の使い過ぎ、漏電やショートなどを検知して自動的に電源オフになり安心です。

予算や目的に合わせて選ぶことができる

電気の容量(使える電気量)、出力(何ワットまで使えるか)、予算に合わせて多くのモデルを用意しています。

使う電気の量と予算のバランスを考えながら選ぶことができます。

キャンプや災害時に!ポタ電使用者の私がおすすめするポータブル電源(購入編)
使うシーンをよく考えて。後悔しないポータブル電源選びをサポートします結論:使用用途から容量や出力を選べば間違いないと書いてしまえば簡単なのですが、それがわからないから迷ってしまいますよね。なので容量別にできることをピックアップ。小容量から中...

 

ポータブル電源のデメリット

運べる=落とす危険性

運べるということは、落とす危険性があるということです。

また、外で使っているときに不意の雨などで故障のリスクがあります。

気を付ければいいことではありますが、意外と製品寿命より早く壊してしまうことが多いので気を付けましょう。

大容量に向かない(重い・高価)

使える電気の量=バッテリーの大きさです。

なので、IHコンロも使いたい、ドライヤーも、など消費電力の大きい家電を使おうとすると大型のバッテリーが必要になります。

大容量のポータブルバッテリーは魅力ですが、重さも増えます。

ポータブルとして運べるのはせいぜい10-15kgでしょう。

20kgを超えるようなものはもはやポータブル?

非常時用には心強いですが、普段使いにはできなさそうです。

また家一軒まかなえるような大容量、大出力のポータブル電源はとても高価です。

例えばこんな商品

これは本当に家一軒を賄える大容量なので、非常時専用なら検討する価値ありですね。

充電が面倒くさい

充電は専用の充電器で家庭のコンセントにつなぐ、別売りのソーラーパネルにつなぐ、車のシガーソケットにつなぐなどの方法があります。

持ち運ぶときにはコードをはずして運びます。

なので、この「充電する」という作業が地味に面倒くさく感じることがあります。

サブバッテリーシステムはつなぎっぱなしなのでこの作業が不要です。

一つのパーツが故障するとすべて使えなくなる

すべてが一つのパッケージになっているので、部分的な故障でもすべて使えなくなります。

例えば、100V電源部が故障したら、安全装置が作動してそもそもバッテリーの電源がオフになってしまうものがほとんど。

それが安全ともいえるのですが、USBも使えない、充電もできないとなるとただの大きく重い箱になってしまいます。

修理はメーカー保証しかない

それぞれのメーカーが専用の商品を販売しています。

なので故障したらメーカーに送って修理か交換となります。

特に通販で購入したら、近くの家電屋さんに持ち込んでも修理を受け付けてくれません。

メーカーへの送料も大きく重いので結構かかります。

最近は1年保証ではなく複数年保証が増えて少しは安心ですが、安い海外製のものはそもそもメーカーがなくなることもあります。

ポータブル電源を購入するなら、日本国内にサービスセンターがあるメーカーが安心です。

 

サブバッテリーシステムのメリット

大容量に向いている(変更が容易)

サブバッテリーシステムは、パーツがそれぞれ独立しています。なので

容量を増やしたい→バッテリー増設

消費電力を増やしたい→100v電源を強化

など、使用状況に合わせてシステムをグレードアップできます。

また、最近は鉛バッテリーに変わってリン酸鉄リチウムイオンバッテリーが主流となっています。

そのことで、より一層大容量、高出力のシステムが組みやすくなりました。

故障してもパーツごとに交換ができる

それぞれが独立したパーツで、コードによりつながっています。

そのため、壊れたパーツだけ取り換えることで元通りに稼働することができます。

また、一部パーツの故障でもほかの機能は使えることも多いこともメリットです。

例えば、100v電源が壊れても12vからUSB電源は使えたり、充電器が壊れてもバッテリー残量分は電気が使えたりします。

車両やソーラーパネルにつなぎっぱなしで勝手に充電してくれる

サブバッテリーは充電を自動車の発電機、もしくは屋根などにつけたソーラーパネルから行います。

これらの配線はつなぎっぱなしでOKなので、車を運転すれば車の発電機から充電、天気が良ければソーラーパネルから充電します。

放っておいても満充電をキープしやすく、使いたいときにすぐ使えるのがメリットです。

 

サブバッテリーシステムのデメリット

持ち運びができない

パーツがばらばら、配線が必要、大きい、重い。

その性格上運ぶのは非常に困難です。

私のシステムは車検の時に降ろしたいので一応取り外せますが、30kg近くあるので車検時以外で外して使おうとは思いません。

パーツ選びが大変

サブバッテリーシステム用のパーツはメーカーや製品ごとに機能や性能が違います。

それらを選んでバランスの良い安定したシステムを組むのはなかなか大変です。

もしあなたが、初めてサブバッテリーシステムを組むのであれば、すべてのパーツを同じメーカーにすることをおすすめします。

そうすることで、メーカーに相談しやすくなり、メーカー側も自社製品だけのシステムなら相談にのりやすくなるからです。

電気の知識が必要

電気は便利ですが、扱いを間違えると発熱や発火の危険性があります。

また作業中に感電の危険もあります。

電圧・電流・抵抗、このあたりの基本的な知識が全くない方にはお勧めできません。

もちろん勉強する意欲があるのなら大丈夫です。

高校の授業をやり直せ、というのではなく、サブバッテリーシステムに関する知識があればいいのです。

安全性は自己管理にゆだねられる

パーツとパーツの間はケーブルでつなぎます。

ボルトにケーブル端子を通し、ナットで締める。

シンプルなんですが、走行の振動でゆるむことがあります。

金属はしっかりと密着していないと、電気が通った時に発熱や火花が発生してとても危険です。

なので月一回、もしくは旅行前にゆるんでいないか点検する必要があります。

ケーブルから発火して車両火災になったら目も当てられません。

 

まとめ

ポータブル電源とサブバッテリーシステム、どちらが自分に合っているかわかりましたか?

購入したい!と思った方は下のリンクからポータブル電源、サブバッテリーシステムのおすすめ記事に進めます。

ポータブル電源の用途別おすすめ(購入編)

キャンプや災害時に!ポタ電使用者の私がおすすめするポータブル電源(購入編)
使うシーンをよく考えて。後悔しないポータブル電源選びをサポートします結論:使用用途から容量や出力を選べば間違いないと書いてしまえば簡単なのですが、それがわからないから迷ってしまいますよね。なので容量別にできることをピックアップ。小容量から中...

サブバッテリーシステムを組むときに必要な知識と配線図。筆者が構築した配膳図を公開(購入編)

自作サブバッテリーシステムを組むときに必要な知識と配線図。筆者のシステム公開(購入編)
サブバッテリーは配線図と許容電流計算が重要。安全な計画に時間を使おう※サブバッテリーシステムは配線の仕方や取り回し、車の性質上振動や温度変化など事故や火災のリスクが伴います。※以前は鉛バッテリーが主流でしたが、最近はリン酸鉄リチウムイオンバ...

はそれぞれまとめ記事にしてありますので、ぜひ読んでみてください。

コメント