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我が家の近くにクマが出た!森の中で田舎暮らしの日常

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自然の中に住んでいると、ていねいな暮らしになる。

ここ最近我が家の周辺4km圏内で、ヒグマの情報が出ている。

網走市はホームページやSNS、場合によっては圏内を広報車を使った放送で注意喚起してくれます。

ありがたい。

今回は、最近話題のクマ出没について、田舎暮らし実践中の私がいろいろ考えてみました。

自然を間借りしている感覚

我が家は上の航空写真のどこかにあります。

もう完全にぽつんと一軒家。

お隣さんが観光施設と言えばだいたい場所がわかるかも。

町内会もなく、ごみステーションは我が家専用。

隣の敷地の所有者さんとは一度もあったことがなく、しかも山林。

カラマツ林を切り開いて家を建て、その木を薪ストーブに使わせてもらってます。

春にはタラの芽、夏から秋にはキノコが食卓を彩ってくれる。

自然の中に暮らす醍醐味です。

朝、ブラインドを開けたら小鳥やエゾリス、さらにエゾシカ!とも目が合うことも。

こんな感じにね。

時々家庭菜園の葉っぱを齧られることもあるけど。

それは、防がなかったこちらの責任。

ネットを掛ければ解決です。

我が家の森はみんなのもの。

どうぶつウェルカム。人間は…通報しますけどw

人間と自然の境界線

なので夏の間、敷地内の草刈りはしっかりと行います。

我が家の周辺にもヒグマの目撃情報は時々ありますが、クマは鹿よりも実は慎重な生き物。

敷地内の草刈りをしっかりして、隠れる場所をなくしてしまう。

そうすればわざわざそこに現れるようなことはありません。

ゴミ出しは収集日の時間ギリギリに出す。

生ごみは口をしっかり閉じて臭いを出さない。

ゴミステーションは幹線道路の目立つ場所に設置。

クマに近寄らせない工夫です。

おかげで10年以上住んでいますが、クマに遭遇もゴミを荒らされることもありません。

 

私はスポーツハンティングなど娯楽としての動物の殺傷は好みません。

ですが同時にクマの駆除反対派でもありません。

もしここまで気を付けて対策をして、それでもクマが侵入してきたら。

迷わず通報し、駆除をお願いします。

 

そうならないように境界線をはっきりさせているのです。

「これ以上はおまえの来る場所ではないよ」

と。

互いを想像し、互いを認める「ていねいな暮らし」が守るもの

そうやってお互いの存在を確かめながら、程よい距離間で暮らす。

ゴミを捨てない、食べ物を放置しない、夜に不用意に外に出ない。

そんなちょっとしたていねいな暮らしが自然と人の調和につながるのかなと考えています。

穏やかな中に、絶対に越えてはいけない境界線。

最近の事故を見ていると、そんな境界線があいまいになってきているのかなと思います。

開拓すれば、人が境界線を拡げる。

人が住まなくなった廃村は、やがて境界線が消え自然に帰っていく。

大昔から繰り返されてきたこの境界線のやり取りは、これからも続くのでしょう。

それぞれの生き物が、お互いの境界線をもって生きている。

人間も自然の一部でしかないなあと思うのでした。

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